更新日:2015年10月1日カテゴリー:排水管について

排水管のサイズ

排水管には、場所によって大まかにサイズが決まっています。太ければ太いほど多く、よく流れると思いがちですが、実は違います。建物によって勾配が違いますし、生活する人の数によって流す水の量が変わりますから、現場ごとに太さを調整することも大事なのです。ここに、工事を請け負うプロの技が生きています。

排水管に使われるおよそのサイズ

排水管のサイズにはJIS規格があり、Aという「呼び径」があります。40A、50A、65A、80A、100A、125A、150A、200Aとサイズが大きくなっていきます。呼び径という理由は、この数字が単純に外径や内径を表すものではないためです。管の肉厚によって内径は異なりますし、外径も製品によって異なることがあり、少々複雑ですが、およその外径と考えて良いでしょう。一般的に、台所は40Aか50A、浴室は50A、トイレは75Aか100Aが使われることが多いです。

排水管は、太ければ太いほど良く流れる?

結論から言うとNOです。特に固形物が流れるトイレの排水管は、使用頻度や勾配の付き方によって太さを選択する必要があります。トイレの排水がうまく流れる理由は、トイレットペーパーや排泄物などの固形物が、水の流れに乗ってうまく滑っていくから。勾配がきつすぎたり、口径が広過ぎると水だけが先に流れてしまって固形物が残ります。すると、癒着→詰まりの原因となります。工事を請け負う職人さんは、現場によってベストな口径の排水管を選びます。長年の勘によるプロの技ですね。。

細い排水管は早く詰まるのでは?

排水量や場所に合わない細すぎる排水管は詰まりも早いでしょう。台所に使われる排水管は、油や生ゴミなども一緒に流されますから、閉塞を起こしやすいです。適正な太さの排水管であることが大事です。
雨水の排水管は太い方が良いという話がありますが、途中の管だけいくら太くても最終的な受け皿が細くてはうまく流れてくれません。雨水マスまでの全てのルートを確認する必要があるのです。注意すべきなのは、コスト削減のために細い排水管が使われる場合があること。お客さんにはよくわからない、見えない部分ということで、排水能力が不足している細い管にする業者もあるようです。後々問題となりやすいので、施主さんはしっかり説明を受けましょう。

サイズが合っていても、詰まることはある

適正なサイズで設置された排水管でも、管自体に寿命があります。また、生活する人の数や排水頻度によっては、管内に油脂や汚れが付着して閉塞を起こすことがあります。スコープによる定期的な診断、高圧洗浄によるメンテナンス、更正工事による補修、この3つが大事なのです。

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